JAJSU33A April 2024 – September 2024 TMS320F28P550SJ , TMS320F28P559SJ-Q1
PRODMIX
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
一部の GPIO はアナログ ピンと多重化されており、デジタル入出力機能を備えています。これらは、「AGPIO」とも呼ばれます。AIO とは異なり、AGPIO には完全な入力と出力の機能があります。デフォルトでは、AGPIO は接続されていないため、構成する必要があります。表 5-7 に、AGPIO の構成方法を示します。アナログ機能をイネーブルにするには、アナログ サブシステムのレジスタ AGPIOCTRLx を設定します。デジタル機能をイネーブルにするには、「汎用入出力 (GPIO)」の章のレジスタ GPxAMSEL を設定します。
AGPIOCTRLx.GPIOy (デフォルト = 0) |
GPxAMSEL.GPIOy (デフォルト = 1) |
ピン接続先: | |
---|---|---|---|
ADC | GPIOy | ||
0 | 0 | - | あり |
0 | 1 | -(1) | -(1) |
1 | 0 | - | あり |
1 | 1 | あり | - |
図 5-6 に、AGPIO を実装したアナログ サブシステムの一般的な回路図を示します。表 5-8 に、注意する必要がある特定のアナログ入力ピンの使用事例の組み合わせを示します。AGPIO アナログ ピン パスには、53Ω の追加の直列スイッチが含まれています。これにより、図 5-6 に示すように、ADC および CMPSS コンパレータと共有される低容量の絶縁型ノードが作成されます。ADC が (ADC サンプル / ホールド コンデンサに保存されている前の電圧に応じて) チャネルをサンプリングするとき、このノードに外乱が生じ、それによって最大 50ns の誤 CMPSS 事象が発生する可能性があります。表 5-8 に示すように、CMPSS 入力、ADC サンプリング、AGPIO の組み合わせには注意するか、回避方法を使用する必要があります。次の回避方法を実装することで、この潜在的な外乱に対応できます。
特定のアナログ ピンで使用される機能 | 使用部品 | ||||
---|---|---|---|---|---|
CMPSS コンパレータ入力 | あり | - | あり | - | あり |
ADC サンプリング | あり | あり | - | あり | あり |
AGPIO アナログ ピン タイプ | あり | あり | あり | - | - |
AIO アナログ ピン タイプ | - | - | - | あり | あり |
結果 | 回避方法が必要 | 特別な分析や回避方法は不要 |