JAJSVC0 September 2024 TPLD1201-Q1
ADVANCE INFORMATION
遅延ジェネレータ (DLY) として構成されている場合、このマクロセルは、カウンタ DATA と CLK 入力周波数に基づいて入力を遅延させ、立ち上がり / 立ち下がりエッジを遅延します。遅延するエッジは、エッジ選択パラメータで選択され、次のように設定できます。
Rising:IN の立ち上がりエッジでのみ遅延します。
Falling:IN の立ち下がりエッジでのみ遅延します。
Both:IN の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方で遅延します。
オンチップ発振器を使用する場合、OSC が「強制電源オン」と「自動電源オン」のどちらに設定されているかに応じて、遅延誤差またはオフセットが発生します。クロック同期の遅延計算には、さらに 2 クロック サイクルが含まれますが、クロック同期をバイパスするオプションもあります。
遅延時間は、DELAY = (DATA + (td_err または td_os) + 2)/fCLK で計算されます。
OSC が「自動電源オン」に設定され、その後前の出力が存在する前に DLY マクロセルがトリガされると、OSC はクロックを継続し、DLY が次の立ち上がりエッジで開始します。したがって、それ以降の遅延は、OSC が「強制電源オン」に設定されているかのように計算できます。
図 7-11 に、両方のエッジ遅延 (both) と DATA = 1 に設定された遅延マクロセル動作の例を示します。
図 7-12 に、OSC を「自動電源オン」に設定した状態で、2 つの異なる遅延マクロセルが連続的にトリガされるタイミングの例を示します。