TPS22917x デバイスは小型のシングル・チャネル負荷スイッチで、リーク電流の低い P チャネル MOSFET を使用し、電力損失を最小限に抑えています。高度なゲート制御設計により、最低 1V の電圧で動作し、オン抵抗と電力損失の増大は最小限です。
立ち上がりと立ち下がりの時間は、外付け部品により別々に変更でき、システム・レベルの最適化が可能です。タイミング・コンデンサ (CT) および電源オン時間の変更により、不必要なシステム遅延を増やすことなしに、突入電流を管理できます。出力放電抵抗 (QOD) を使用して、出力の立ち下がり時間を調整できます。QOD ピンを出力に直接接続すると、立ち下がり時間が最短に、オープンにすると立ち下がり時間が最長になります。
スイッチのオン状態はデジタル入力により制御され、この入力は低電圧の制御信号と直接接続できます。TPS22917 はアクティブ HIGH のイネーブル・ロジックを使っており、TPS22917L はアクティブ LOW のイネーブル・ロジックを使っています。電源が最初に印加されたときには、スマート・プルダウンを使用して、システムのシーケンシングが完了するまで、ON ピンがフローティング状態になることが防止されます。ON ピンが意図的に HIGH (≥ VIH) に駆動された後、不必要な電力損失を避けるため、スマート・プルダウン (RPD) は切断されます。
TPS22917x デバイスは、ハンダ接合部の目視検査が可能なリード付き SOT-23 パッケージ (DBV) で供給されます。このデバイスは、–40℃~125℃の温度範囲での動作が規定されています。
部品番号 | パッケージ | 本体サイズ (公称) |
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TPS22917x | SOT-23 (6) | 2.90mm × 1.60mm |
Changes from Revision A (February 2018) to Revision B (December 2021)
Changes from Revision * (September 2017) to Revision A (February 2018)