JAJSM87A november 2022 – june 2023 TPS35-Q1
PRODUCTION DATA
図 9-2 に示すように、TPS35-Q1 は RESET 出力にオープン・ドレイン構成を使用します。FET がオフになると、抵抗によってトランジスタのドレインが VDD にプルアップされ、FET がオンになると、出力がグランドにプルダウンされて、実質的に分圧抵抗を形成します。この分圧器の抵抗は、VOL が最大値未満になるよう選択する必要があります。適切なプルアップ抵抗を選択するには、プルアップ電圧 (VPU)、RESET ピンに推奨される最大電流 (IRST)、VOL の 3 つの仕様を考慮する必要があります。VOL の最大値は 0.3V です。これは、作成される実質的な分圧抵抗が RESET ピンの電圧を 0.3V 未満にでき、VDD ≥ 3V の場合は IRST を 2mA 未満に、VDD = 1.5V の場合は 500μA 未満に維持できる必要があることを意味します。この例では、VPU = VDD = 1.5V なので、IRST を 500μA 未満に維持する抵抗を選択する必要があります。この値が許容される最大消費電流です。この仕様を確実に満たすため、RESET がアサートされたときに最大 180μA をシンクする 10kΩ のプルアップ抵抗値が選択されています。