JAJSM87B November 2022 – August 2024 TPS35-Q1
PRODUCTION DATA
TPS35-Q1 は、ウォッチドッグのスタートアップ遅延機能をサポートしています。この機能は、電源オン後、RESET アサート イベント後、または WDO アサート イベント後にアクティブになります。tSD フレームがアクティブになると、デバイスは WDI ピンを監視しますが、WDO 出力はアサートされません。この機能により、ウォッチドッグ監視が開始する前に、ホストがブート プロセスを完了することができます。スタートアップ遅延を使用すると、起動中の予期しない WDO または RESET アサート イベントを回避できます。tSD 時間は、選択したデバイスの部品番号に基づいてあらかじめ決められています。部品番号と tSD 時間のマッピングの詳細については、セクション 4 セクションを参照してください。ピン配置オプション A、B には、遅延なし、または 10 秒のスタートアップ遅延オプションのみがあります。
tSD フレームを終了するには、次のいずれかのイベントが発生する必要があります。
tSD 内に終了条件の 1 つが発生しない場合、WDO 出力ピンが tD の間アサートされ、ウォッチドッグ エラーがトリガされます。これは、図 7-8 に示されています。RESET 出力のみを持つデバイスでは、RESET ピンがアサートされます。
セクション 7.3.2.2 セクションで説明されているように、WD-EN ピン、SET[1:0] ピンの組み合わせを使用してウォッチドッグ機能がイネーブルになっている場合、tSD フレームは開始しません。
図 7-8 に、tSD タイム フレームの動作を示します。