JAJSMG9E March 2021 – December 2023 TPS3704
PRODUCTION DATA
図 8-4 に、手動セルフ テスト機能を実装できるセルフ テスト方式を示します。SENSE4 は、過電圧 (OV) スレッショルドが 5.5V、低電圧 (UV) スレッショルドが 2V に設定されており、100kΩ の抵抗を介して VDD に接続できます。セルフ テストの設定によって、TPS37044F に電力供給するレールには過電圧検出器が組み込まれ、追加の利点となります。機能安全の観点からは、電圧スーパーバイザが動作限界の推奨値を外れて動作している場合、電圧スーパーバイザの信頼性は低くなります。
手動セルフ テストをトリガするには、UV_Trig を High にプルすると SENSE4 がロジック Low になり、低電圧 (UV) フォルトがトリガされます。UV フォルトは、アサートされた Low 信号として RESET2 に示されます。両方のリセット出力をプロセッサの NMI または割り込み入力に接続することで、このセルフ テスト オプション方式により、TPS37044F の RESET2 が適切に動作していることを確認できます。機能安全の詳細については、『機能安全マニュアル』を参照してください。