JAJSMG9E March 2021 – December 2023 TPS3704
PRODUCTION DATA
TPS3704x は、クワッド、トリプル、デュアルの高精度電圧スーパーバイザ ファミリで、各チャネルに過電圧および低電圧の検出機能を搭載しています。TPS3704x は高精度のウィンドウ スレッショルド電圧を特長とし、上限スレッショルドと下限スレッショルドを対称または非対称の許容誤差に合わせてカスタマイズできます。センス電圧が過電圧スレッショルドおよび低電圧スレッショルドを外れたとき、PS3704x のリセット信号は、フォルト検出遅延時間 (tPD = 最大 10μs) でアサートされます。
TPS3704x には、デバイス内部で過電圧スレッショルドおよび低電圧スレッショルドを設定するための抵抗が含まれています。これらの内部抵抗によって、部品点数が削減でき、外部抵抗の精度を考慮したマージンを追加する必要がないため、設計を大幅に簡略化できます。TPS3704x の高い統合度によって、どんなアプリケーションにもコンパクトなソリューションが可能になります。
TPS3704x は、あらゆる電圧レールを高分解能 (VIT ≤ 0.8V、20mV ステップ /
VIT > 0.8V、0.5% または 20mV ステップのいずれか低い方) で監視できます。TPS3704x の各チャネルは、ウィンドウ、OV、または UV のスーパーバイザとして個別に構成できます。また、各チャネルの VIT スレッショルド電圧は非対称に設定できます。たとえば、過電圧スーパーバイザとして構成されたチャネルは許容誤差 +5% で設定でき、低電圧チャネル スーパーバイザは許容誤差 -4% でプログラムできます。ウィンドウ スーパーバイザが構成されている場合、電圧スレッショルドの許容誤差は対称型と非対称型のいずれかになります。
TPS3704x は、20μs~1200ms の範囲の固定リセット遅延時間 (tD) オプションを備えており、15μA (最大値) の超低 IQ 電流を維持しながら、最大 4 つのチャネルを監視できます。