JAJSP25 November 2023 TPS546A24S
PRODUCTION DATA
TPS546A24S は、高集積の非絶縁型 DC/DC コンバータであり、TPS546A24A を拡張するために、メーカー固有の PMBus コマンドと、拡張書き込み保護およびパスキーを追加しています。この機能により、標準の書き込み保護コマンドよりも高い分解能で書き込み機能を制限することで、PMBus への悪意のあるアクセスに対するセキュリティが向上します。TPS546A24S は、7mm × 5mm のパッケージからの高周波動作と 10A の電流出力に対応しています。2 個、3 個、4 個の TPS546A24S デバイスを相互に接続して、単一出力で最大 40A を供給できます。VDD5 ピンを介して外部 5V 電源で内蔵 5V LDO をオーバードライブできるため、コンバータの効率向上と消費電力低減が可能です。
TPS546A24S は入力フィードフォワードによる独自の固定周波数電流モード制御を採用しており、内部補償部品を選択できるので、システム サイズを最小化し、幅広い出力容量で安定性を確保できます。
1MHz クロックをサポートする PMBus® インターフェイスは、出力電圧、出力電流、内部ダイ温度などの主要パラメータを監視するためだけでなく、コンバータを設定するための便利な標準化されたデジタル インターフェイスです。フォルト条件への応答は、システム要件に応じて、再起動、ラッチオフ、無視のいずれかに設定できます。スタックしたデバイス間のバックチャネル通信により、1 つの出力レールに電力供給するすべての TPS546A24S コンバータが 1 つのアドレスを共有できるため、システム ソフトウェア / ファームウェア設計を簡素化できます。出力電圧、スイッチング周波数、ソフト スタート時間、過電流フォルト制限などの主要なパラメータは、プログラムなしでのパワー オンをサポートするため、PMBus 通信を使わないで BOM 選定を通して設定することもできます。