JAJSGB2D May 2015 – August 2021 TPS61088
PRODUCTION DATA
TPS61088 は電力密度が高く、完全に統合された同期整流昇圧コンバータで、11mΩ のパワー・スイッチと 13mΩ の整流器スイッチが搭載され、携帯用システムにおいて高効率で小型のソリューションを実現できます。TPS61088 は、2V~12V の広い入力電圧範囲を備えており、1 セルまたは 2 セルのリチウム・バッテリを使用するアプリケーションに対応できます。このデバイスには 10A のスイッチ電流能力があり、最高 12.6V の出力電圧を供給できます。
TPS61088 は、適応型一定オフ時間ピーク電流制御トポロジを使用して、出力電圧をレギュレートします。TPS61088 は、中負荷から重負荷の状況ではパルス幅変調 (PWM) モードで動作します。軽負荷の状況では、MODE ピンにより選択できる 2 つの動作モードがあります。1 つは効率向上のためのパルス周波数変調 (PFM) モードです。もう 1 つは強制 PWM モードで、低いスイッチング周波数で発生するアプリケーションの問題を回避できます。PWM モードでのスイッチング周波数は、外付け抵抗により 200kHz~2.2MHz の範囲で設定可能です。また、TPS61088 にはプログラム可能なソフトスタート機能と、可変のスイッチング・ピーク電流制限機能も実装されています。さらに、このデバイスには 13.2V の出力過電圧保護、サイクル単位の過電流保護、サーマル・シャットダウン保護の機能が搭載されています。
TPS61088 は、4.50mm × 3.50mm の 20 ピン VQFN パッケージで供給されます。
部品番号 | パッケージ | 本体サイズ (公称) |
---|---|---|
TPS61088 | VQFN (20) | 4.50mm × 3.50mm |