JAJSLJ0B June 2015 – March 2021 TPS62746
PRODUCTION DATA
TPS62746 は、静止電流が 360nA (標準値) ときわめて小さい、高効率の降圧型コンバータです。このデバイスは、2.2µH のインダクタと 10µF の出力コンデンサで動作するよう最適化されています。本デバイスは、DCS-Control™ を使用しており、1.2MHz (標準値) のスイッチング周波数で動作します。パワーセーブ・モードでは、10µA 以下の負荷電流範囲まで軽負荷時効率を維持できます。TPS62746 は 300mA の電流を出力します。本デバイスは一度起動すると、最低 2.0V の入力電圧範囲まで動作します。そのため、1 個の Li-MnO2 ボタン型電池で直接動作させることができます。
TPS62746 は、1 本の電圧選択ピンで選択可能な 2 つのプログラマブルな出力電圧 (1.2V と 1.8V) を備えています。 TPS62746 は小さな出力コンデンサだけで、低い出力電圧リップルと低ノイズを実現するよう最適化されています。入力電圧が出力電圧に近づくと、デバイスはリップルなしの 100% モードに移行し、出力リップル電圧の増加を防止します。この動作モードでは、デバイスはスイッチングを停止し、ハイサイドの MOSFET スイッチがオンになります。
TPS62746 は、VIN ピンの電源電圧を出力 VINSW に接続する 1mA スイッチを内蔵しています。この低電流スイッチを使用して、通常は ADC による入力電圧の測定に使用される入力電源から、抵抗デバイダを切り離すことができます。
部品番号 | パッケージ | 本体サイズ (公称) |
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TPS62746 | DSBGA (8) | 1.6mm × 0.9mm |