JAJSDU6A August 2017 – February 2019 TPS65919-Q1
PRODUCTION DATA.
TPS65919-Q1 PMICには4つの構成可能な降圧型コンバータが内蔵され、プロセッサ・コア、メモリ、I/O、LDOのプリレギュレーションに最大3.5Aの出力電流を供給できます。このデバイスはAEC-Q100認定済みです。 降圧型コンバータは内部の2.2MHzクロックに同期しているため、デバイスのEMC性能が向上しています。GPIO_3ピンにより、降圧型コンバータは外部クロックと同期でき、複数のデバイスを同じクロックと同期させることで、システム・レベルのEMC性能が向上します。このデバイスには、低電流または低ノイズのドメインに電力を供給する、4つのLDOも搭載されています。
電源シーケンス・コントローラは1回プログラム可能(OTP)メモリを使用して電源シーケンスを制御し、出力電圧やGPIO構成などのデフォルトの構成も制御します。OTPは出荷時に、ソフトウェアの必要なしにスタートアップを行うようプログラムされます。ほとんどの静的な設定はSPIまたはI2Cによりデフォルトから変更でき、多くの種類のシステムで要求に応じてデバイスを構成できます。たとえば、電圧スケーリング・レジスタはプロセッサの動的な電圧スケーリング要件をサポートするため使用されます。OTPにはビット整合性エラー検出機能も含まれており、エラーが検出された場合には電源オン・シーケンスを停止し、システムが不明な状態で起動することを防止できます。
TPS65919-Q1デバイスには、システムの状態を監視するためのアナログ/デジタル・コンバータ(ADC)も含まれています。GPADCには2つの外部チャネルがあり、任意の外部電圧を監視できるほか、内部チャネルで電源電圧、出力電流、ダイの温度を測定でき、プロセッサがシステムの健全性を監視できます。このデバイスにはウォッチドッグ機能があり、ソフトウェアのロックアップを監視できます。また、短絡保護、温度監視、シャットダウン、および電圧が事前定義されたスレッショルドを下回るかどうかを検出するための自動ADC変換などの保護および診断機構が内蔵されています。PMICはこれらのイベントを割り込みハンドラでプロセッサへ通知でき、プロセッサはそれに対する応答動作を実行できます。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
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TPS65919-Q1 | VQFN (48) | 7.00mm×7.00mm |