TPS7A11 は、超小型で静止電流が小さい、低ドロップアウトのレギュレータ (LDO) です。このデバイスは 500mA の電流を供給でき、AC 性能 (負荷およびライン過渡応答) が非常に優れています。このデバイスの入力電圧範囲は 0.75V~3.3V、出力電圧範囲は 0.5V~3.0V で、負荷、ライン、温度範囲の全体にわたって、1.5% の非常に高い精度を維持します。この性能は、現代のマイクロコントローラ (MCU) やアナログ・センサの低いコア電圧に給電するのに理想的です。
主電源路は IN ピンを経由し、最小で (出力電圧 + 140mV) という低い電源に接続できます。VBIAS レールを追加して LDO の内部回路に電力を供給することで、極めて低い入力電圧に対応します。IN ピンと BIAS ピンで消費される静止電流は非常に小さく、それぞれ 1.6μA と 6μA です。IQ が小さく、ドロップアウトも非常に低いため、消費電力が重視される用途でソリューションの効率を高めることができます。たとえば、IN ピンの電源電圧として高効率の DC/DC 降圧レギュレータの出力を使用でき、BIAS ピンの電源電圧として充電可能バッテリを使用できます。
TPS7A11 には、ディセーブル時に出力を高速放電するアクティブ・プルダウン回路が内蔵されており、既知のスタートアップ状態を確保できます。
TPS7A11 は小型 (2.00mm × 2.00mm) の 6 ピン WSON (DRV) パッケージと、超小型 (0.74mm × 1.09mm) の 5 ピン DSBGA (YKA) パッケージで供給され、スペースに制約のあるアプリケーションに好適です。
部品番号 | パッケージ | 本体サイズ (公称) |
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TPS7A11 | WSON (6) | 2.00mm × 2.00mm |
DSBGA (5) | 0.74mm × 1.09mm (0.35mm ピッチ) |
Changes from Revision A (December 2018) to Revision B (December 2020)