車載用のバッテリ接続アプリケーションでは、電力を節約し、バッテリ駆動時間を延長するため、静止電流 (IQ) が低いことが重要です。常時オンのシステムでは、車両のエンジンが停止しているときも継続して動作できるようにするため、より広い温度範囲にわたって非常に低い IQ が要求されます。
TPS7B81-Q1 は、VIN が 40V までのアプリケーション用に設計された低ドロップアウト・リニア・レギュレータです。このデバイスは、軽負荷時の静止電流がわずか 2.7µA (標準値) であるため、スタンバイ・システム内のマイクロコントローラやCAN/LIN(コントローラ・エリア・ネットワーク/ローカル相互接続ネットワーク)トランシーバへの給電に最適のソリューションです。
このデバイスには、短絡および過電流保護機能が内蔵されています。このデバイスは -40℃~+125℃の周囲温度と、-40℃~+150℃の接合部温度で動作します。また、このデバイスは、それぞれサイズと熱伝導率が異なる複数のパッケージで供給されます。小さな WSON パッケージを使用すると最も小型の PCB を容易に設計でき、TO-252 パッケージを使用するとデバイスの熱損失が大きくても連続動作が可能です。これらの特長により、このデバイスは各種のバッテリ接続車載アプリケーションの電源として適しています。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
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TPS7B81-Q1 | HVSSOP (8) | 3.00mm×3.00mm |
WSON (6) | 2.00mm×2.00mm | |
TO-252 (5) | 6.10mm×6.60mm |