JAJSIQ6D June 2020 – August 2024 UCC21540-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
UCC21540-Q1 は、両方の出力の VDD ピンと VSS ピンの間の各電源電圧に対して低電圧誤動作防止 (UVLO) 保護機能を内蔵しています。VDD バイアス電圧がデバイスの起動時に VVDD_ON より低い場合、または起動後に VVDD_OFF を下回った場合、入力ピンの状態に関係なく、VDD UVLO 機能はチャネル出力を LOW に保持します。VDDx UVLO 機能はチャネル A とチャネル B で独立して動作するため、ハイサイド バイアスを充電する前にローサイドを出力する必要があるブートストラップ付きシステムを実現できます。
ドライバの出力段にバイアスが印加されていない場合、または UVLO 状態である場合、ドライバ出力の電圧上昇を制限するアクティブ クランプ回路によってドライバ出力は LOW に保持されます (図 8-1 を参照)。この条件では、下側の NMOS のゲートが RCLAMP でドライバ出力に接続される一方で、上側の PMOS はオフに保持され、その抵抗は RHi-Z となります。この構成では、出力は下側の NMOS デバイスのスレッショルド電圧 (バイアス電力が利用可能かどうかにかかわらず約 1.6V (標準値)) に実質的にクランプされます。
VDD UVLO 保護機能はヒステリシス (VVDD_HYS) を備えています。このヒステリシスは、電源のグランド ノイズが発生したときのチャタリングを防止します。このヒステリシスにより、本デバイスはバイアス電圧の小さな電圧降下を許容することもできます。このような電圧降下は、デバイスがスイッチングを開始し動作消費電流が急増した際によく発生します。
UCC21540-Q1 の入力は低電圧誤動作防止 (UVLO) 保護機能も内蔵しています。入力は、起動時に電源電圧 VCCI が VVCCI_ON を上回らないかぎり、出力に影響を与えることはできません。起動後に電源電圧 VCCI が VVCCI_OFF を下回った場合、出力は LOW に保持され、入力に応答できません。確実に安定して動作するように、VDD の UVLO と同様にヒステリシス (VVCCI_HYS) が備わっています。
条件 | 入力 | 出力 | ||
---|---|---|---|---|
INA | INB | OUTA | OUTB | |
デバイス起動中 VCCI-GND < VVCCI_ON | H | L | L | L |
デバイス起動中 VCCI-GND < VVCCI_ON | L | H | L | L |
デバイス起動中 VCCI-GND < VVCCI_ON | H | H | L | L |
デバイス起動中 VCCI-GND < VVCCI_ON | L | L | L | L |
デバイス起動後 VCCI-GND < VVCCI_OFF | H | L | L | L |
デバイス起動後 VCCI-GND < VVCCI_OFF | L | H | L | L |
デバイス起動後 VCCI-GND < VVCCI_OFF | H | H | L | L |
デバイス起動後 VCCI-GND < VVCCI_OFF | L | L | L | L |
条件 | INA | INB | OUTA | OUTB |
---|---|---|---|---|
入力 | 出力 | |||
デバイス起動中 VDD-VSS < VVDD_ON | H | L | L | L |
デバイス起動中 VDD-VSS < VVDD_ON | L | H | L | L |
デバイス起動中 VDD-VSS < VVDD_ON | H | H | L | L |
デバイス起動中 VDD-VSS < VVDD_ON | L | L | L | L |
デバイス起動後 VDD-VSS < VVDD_OFF | H | L | L | L |
デバイス起動後 VDD-VSS < VVDD_OFF | L | H | L | L |
デバイス起動後 VDD-VSS < VVDD_OFF | H | H | L | L |
デバイス起動後 VDD-VSS < VVDD_OFF | L | L | L | L |