JAJSV14D September 2008 – August 2024 UCC25600
PRODUCTION DATA
共振ハーフブリッジ コンバータは、ソフト スイッチングを実現し、スイッチング損失を低減するために、MOSFET ターンオフ時の共振タンク電流に依存します。ターンオフ電流が大きいと、接合部コンデンサを放電するためのエネルギーが増加しますが、ターンオフ損失が大きくなります。ターンオフ電流が小さいとターンオフ損失が減少しますが、MOSFET の接合部コンデンサを放電し、ソフト スイッチングを実現するには、より長い時間が必要です。適切なデッド タイムを選択することで、ターンオフ電流を最小化すると同時に、ゼロ電圧スイッチングを維持し、最高のシステム性能を実現できます。
UCC25600 では、DT ピンとグランドとの間の単一の抵抗によりデッド タイムを調整できます。内蔵の 2.25V 電圧リファレンスにより、抵抗を流れる電流によってデッド タイムが設定されます。
DT ピンが誤ってグランドに接続された場合の貫通電流を防止するため、2 つのゲート ドライバ出力には 120ns 以上のデッド タイムを挿入します。120ns 未満のデッド タイム設定は、120ns に制限されます。