JAJA752 may   2023 TMS320F280033 , TMS320F280034 , TMS320F280034-Q1 , TMS320F280036-Q1 , TMS320F280036C-Q1 , TMS320F280037 , TMS320F280037-Q1 , TMS320F280037C , TMS320F280037C-Q1 , TMS320F280038-Q1 , TMS320F280038C-Q1 , TMS320F280039 , TMS320F280039-Q1 , TMS320F280039C , TMS320F280039C-Q1

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1はじめに
  5. 2Cat 2、PLD の安全要件について
    1. 2.1 ISO 3691-4 に準拠した安全要件
    2. 2.2 システム・アーキテクチャの選択
    3. 2.3 プロセスの安全時間に基づいたデバイスの選択
  6. 3移動型ロボット・モーター・ドライブの安全要件の実装
  7. 4まとめ

システム・アーキテクチャの選択

ISO 13849-1 規格では、必要な診断範囲と、システムの冗長性の量に関連するアーキテクチャのカテゴリとの関係が定義されています。すでに説明したように、ISO 3691-4 規格では、IEC 13849-1 規格で定義されているように、カテゴリ 2、HFT = 0、またはカテゴリ 3、HFT = 1 アーキテクチャを使用して達成できる最小の PLD 安全レベルが必要です。図 2-2 に示すように、この選択は、システムで必要とされる冗長性の量と診断範囲に影響を与えます。

GUID-20230504-SS0I-S6DZ-GSSG-VFGBX9QZ4GXP-low.svg
I =入力、L =ロジック、O =出力、TE =テスト機器、OTE =出力テスト機器、m =監視、c =比較
図 2-2 IEC 13849-1 のカテゴリ 2 と 3 の指定アーキテクチャ

表 2.1 Cat 2、HFT = 0 に示すように、90% を超える高い診断範囲 (DCavg = 90%) と引き換えに、システムの実装では必要な冗長性は少なくなります。必要な DCavg を満たすには、定義されたタイミング間隔内で診断機能を実行して、安全状態が確実にオン時間に達するようにする必要があります。一方、カテゴリ 3 アーキテクチャでは、診断範囲が低く、より緩和されたタイミング制約と引き換えに、デュアル・チャネル設計が必要です。

AMR の場合、主な制約要因の 1 つにシステム全体のなサイズと重量があります。したがって、この種のアプリケーションには、よりコンパクトな Cat 2 アーキテクチャが適しています。ただし、Cat 3 の実装が望ましい場合、テキサス・インスツルメンツは『C2000™ リアルタイム・マイコン向けの産業用機能安全』製品概要と、そのようなシステムの実装方法に関するガイダンスも提供します。