JAJS301E March 2007 – July 2022 TPS5450
PRODUCTION DATA
TPS5450 の内部設計により、任意の与えられた入力電圧に対して、出力電圧の上限と下限が設定されます。出力電圧設定点の上限は、最大デューティ・サイクルの 87% に制限され、以下の式で求められます。
ここで
この式では、内部のハイサイド FET に対する最大オン抵抗を想定しています。
下限は、最小制御可能オン時間 (最大 200ns) によって制限されます。特定の入力電圧と最小負荷電流に対応する最小出力電圧の概数は、次の式で求めることができます。
ここで
この式では、ハイサイド FET のオン抵抗の公称値を仮定し、動作周波数設定点のワースト・ケースの変動を想定しています。デバイスの動作制限付近で動作する設計の場合、適切な機能を保証するために慎重な確認が必要となります。