JAJS536K October   2002  – July 2022 TPS61040 , TPS61041

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 説明
  4. 改訂履歴
  5. ピン構成と機能
  6. 仕様
    1. 6.1 絶対最大定格
    2. 6.2 ESD 定格
    3. 6.3 推奨動作条件
    4. 6.4 熱に関する情報
    5. 6.5 電気的特性
    6. 6.6 標準的特性
  7. 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 特長の説明
      1. 7.3.1 ピーク電流制御
      2. 7.3.2 ソフト・スタート
      3. 7.3.3 イネーブル
      4. 7.3.4 低電圧誤動作防止
      5. 7.3.5 サーマル・シャットダウン
    4. 7.4 デバイスの機能モード
      1. 7.4.1 動作
  8. アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 設計要件
      2. 8.2.2 詳細な設計手順
        1. 8.2.2.1 インダクタの選択、最大負荷電流
        2. 8.2.2.2 出力電圧の設定
        3. 8.2.2.3 ラインおよび負荷のレギュレーション
        4. 8.2.2.4 出力コンデンサの選定
        5. 8.2.2.5 入力コンデンサの選択
        6. 8.2.2.6 ダイオードの選択
      3. 8.2.3 アプリケーション曲線
    3. 8.3 システム例
  9. 電源に関する推奨事項
  10. 10レイアウト
    1. 10.1 レイアウトのガイドライン
    2. 10.2 レイアウト例
  11. 11デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 11.1 Third-Party Products Disclaimer
    2. 11.2 サポート・リソース
    3. 11.3 商標
    4. 11.4 Electrostatic Discharge Caution
    5. 11.5 Glossary
  12. 12メカニカル、パッケージ、および注文情報

ピーク電流制御

インダクタ電流が標準の DC 電流制限 (ILIM) である 400mA (TPS61040) または 250mA (TPS61041) に達するまで、内部スイッチがオンになります。内部伝搬遅延の標準値が 100ns なので、実際の電流は DC 電流制限スレッショルドをわずかに超えます。ピーク電流制限の標準値は次のように計算できます。

Equation1. GUID-85EA91BF-7351-49AB-B1DB-E2BE29837DF2-low.gif

入力電圧が高く、インダクタ値が小さいほど、ピークは大きくなります。

TPS6104x を選択することで、特定のアプリケーションの電流制限要件に合わせて設計をカスタマイズできます。電流制限が低いため、より低い出力電力を必要とするアプリケーションをサポートし、より低い電流定格とより小さなフォーム・ファクタのインダクタを使用できます。電流制限が低いほど、通常は出力電圧リップルも小さくなります。