JAJSCF9B June 2015 – October 2024 FDC2112 , FDC2112-Q1 , FDC2114 , FDC2114-Q1 , FDC2212 , FDC2212-Q1 , FDC2214 , FDC2214-Q1
PRODUCTION DATA
このアプリケーションは、100SPS (TSAMPLE = 10ms) を必要とします。18µHのインダクタと33pFのコンデンサを使用したセンサを使用しています。ピン、パターン、およびワイヤによる追加の容量が20pFであるため、合計容量は53pFです。
L および C を使用して、fSENSOR = 1/2π√(LC) = 1/2π√(18*10-6 * 50*10-12) = 5.15MHz となります。これは、最大センサ周波数を表しています。センサ容量を増加すると、周波数は低下します。
CLKIN ピンに印加されるシステムのコントローラ クロックの 40MHz を使用することで、内部クロック周波数を柔軟に設定できます。センサ コイルは、チャネル0(IN0AおよびIN0Bピン)、チャネル1(IN1AおよびIN1Bピン)、チャネル2(IN2AおよびIN2Bピン)に接続されています。
電源投入後は、FDC はスリープ モードになります。以下に示すようにレジスタをプログラミングします(例ではチャネル0のレジスタのみを設定しています。チャネル1およびチャネル2のレジスタも等価な設定を使用します)。
次に、レジスタ アドレス0x00~0x05からチャネル0~チャネル2の変換結果を10msごとに読み取ります。
上記の設定例に対して、以下のレジスタ書き込みシーケンスを推奨します。
アドレス | 値 | レジスタ名 | 備考 |
---|---|---|---|
0x08 | 0x8329 | RCOUNT_CH0 | タイミング要件(100 SPS)と分解能要件から計算された基準カウント |
0x09 | 0x8329 | RCOUNT_CH1 | タイミング要件(100 SPS)と分解能要件から計算された基準カウント |
0x0A | 0x8329 | RCOUNT_CH2 | タイミング要件(100 SPS)と分解能要件から計算された基準カウント |
0x10 | 0x000A | SETTLECOUNT_CH0 | 選択したセンサの最小セトリング時間 |
0x11 | 0x000A | SETTLECOUNT_CH1 | 選択したセンサの最小セトリング時間 |
0x12 | 0x000A | SETTLECOUNT_CH2 | 選択したセンサの最小セトリング時間 |
0x14 | 0x2002 | CLOCK_DIVIDER_CH0 | CH0_FIN_DIVIDER = 1、CH0_FREF_DIVIDER = 2 |
0x15 | 0x2002 | CLOCK_DIVIDER_CH1 | CH2_FIN_DIVIDER = 1、CH2_FREF_DIVIDER = 2 |
0x16 | 0x2002 | CLOCK_DIVIDER_CH2 | CH2_FIN_DIVIDER = 1、CH2_FREF_DIVIDER = 2 |
0x19 | 0x0000 | ERROR_CONFIG | ステータスおよびエラー状態を通知するためにデフォルト値から変更可能 |
0x1B | 0xC20D | MUX_CONFIG | チャネル0、1、2をイネーブル(シーケンシャル モード)、入力デグリッチ帯域幅を10MHzに設定 |
0x1E | 0x7C00 | DRIVE_CURRENT_CH0 | チャネル0のセンサ駆動電流を設定 |
0x1F | 0x7C00 | DRIVE_CURRENT_CH1 | チャネル1のセンサ駆動電流を設定 |
0x20 | 0x7C00 | DRIVE_CURRENT_CH2 | チャネル2のセンサ駆動電流を設定 |
0x1A | 0x1601 | CONFIG | センサ起動中の全電流駆動をイネーブル、外部クロック ソースを選択、デバイスをウェイクアップして変換を開始。FDCがアクティブ モードの間はデバイスの設定が許可されないため、このレジスタへの書き込みは最後に行う必要があります。 |