JAJSDA4H February 2013 – June 2017 LM5122
PRODUCTION DATA.
ソフトスタート機能は、レギュレータを定常状態動作点へと徐々に到達させることで、スタートアップ時のストレスやサージを低減します。LM5122は、SSピンの電圧、または内部の1.2V基準電圧の、どちらか低い方に、FBピンを調整します。10µAの内部ソフトスタート電流ソースによって、SSピンに接続された外付けソフトスタート・コンデンサの電圧が徐々に上昇します。その結果、出力電圧は入力電圧レベルから目標出力電圧へと少しづつ上昇します。ソフトスタート時間(tSS)は入力電源電圧によって変化し、Equation 11で計算されます。
UVLOピンの電圧がUVLOスレッショルドの1.2Vよりも高く、VCC電圧がVCC UVスレッショルドを超えている場合、内部の10μAソフトスタート電流ソースがオンになります。このソフトスタート・シーケンスの開始時に、内部のSSプルダウン・スイッチにより、VSSは25mVより低くなります。SSピンを外部スイッチによりプルダウンして、スイッチングを停止できますが、プルアップしてスイッチングを有効にすることは許可されません。スタートアップ遅延(Figure 22を参照)は、ハイサイドのブート・コンデンサが内部のBSTチャージ・ポンプによって完全に充電されるよう、十分な時間が必要です。
CSSの値は、ソフトスタートの間に出力コンデンサを充電できるよう、十分に大きい必要があります。