JAJSDF2B October 2018 – July 2020 TPS92662-Q1
PRODUCTION DATA
TPS92662-Q1 LED マトリクス・マネージャ・デバイスは、各ピクセル・レベルの LED 制御が可能なため、完全にダイナミックなアダプティブ・ライティング・ソリューションを実現できます。
このデバイスには 4 つのサブストリングが含まれ、各サブストリングは個別の LED をバイパスする、直列接続された 3 つの内蔵スイッチで構成されます。個別のサブストリングにより、本デバイスには 1 つまたは複数の電流源を接続できます。また、最大 4 つのスイッチを並列接続し、大電流の LED をバイパスすることもできます。
マスタ・マイクロコントローラは、マルチドロップの UART (ユニバーサル非同期レシーバ・トランスミッタ) シリアル・インターフェイス経由で、TPS92662-Q1 デバイスの制御と管理に使用されます。シリアル・インターフェイスは CAN トランシーバの使用をサポートしているため、より強固な物理レイヤを形成できます。I2C 通信インターフェイスを使用して外部の EEPROM の読み書きが可能で、システムの較正データをこの EEPROM に保存できます。
2 つの多重化された入力を持つ内蔵 8 ビット ADC をシステムの温度補償に使用できます。また、ビニング値を測定して LED のビニングとコーディングを行うこともできます。
内部のチャージ・ポンプのレールにより、LED バイパス・スイッチのゲート・ドライブ電圧を供給します。バイパス・スイッチのオン抵抗 (RDS(on)) が低いため、伝導損失と消費電力を最小化できます。
ストリング内で、各 LED の位相シフトとパルス幅をプログラム可能です。このデバイスは、内部レジスタを使用して PWM 周波数を調整します。複数のデバイスの同期が可能です。PWM 調光動作時のスイッチ遷移のスルー・レートをプログラムすることで、EMI の懸念を緩和できます。
このデバイスは、スレッショルドをプログラム可能な LED 開放保護機能を備えています。シリアル・インターフェイスによって、LED の開放または短絡フォルトが通知されます。
部品番号 | パッケージ(1) | 本体サイズ (公称) |
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TPS92662-Q1 | PHP (48) | 7.00mm × 7.00mm |