FPC402クワッド・ポート・コントローラは、SFP、QSFP、Mini-SAS HDなど一般的なポート・タイプ用の低速信号アグリゲータとして機能します。FPC402は4つのポートの低速制御信号およびI2C信号をすべて集約し、使いやすい単一の管理インターフェイスをホストに提供します(I2CまたはSPI)。複数のFPC402を使用すると、ホストに対する1つの共通の制御インターフェイスを備えたポート数の多いアプリケーションが実現できます。FPC402はPCBの裏側でプレスフィット・コネクタの下に配置できるよう設計されているため、配線が簡単に行えます。ポートの低速信号を、この局所化された方法で制御することにより、IO数の少ない制御デバイス(FPGA、CPLD、MCU)を使用でき、配線レイヤの密度が低減されるため、システムのBOMコストを削減できます。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
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FPC402 | WQFN (56) | 5.00mm×11.00mm |
型番 | アクセス可能な下流アドレス | ピン互換 |
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FPC402 | すべての有効なI2Cアドレス | ○ |
FPC401 | MSAアドレス: 0xA0、0xA2 | ○ |
FPC402は標準のSFF-8431、SFF-8436、SFF-8449低速管理インターフェイスと互換性があり、各ポートに専用の100/400kHz I2Cインターフェイスが搭載されています。ポート・ステータスLEDの駆動や電源スイッチの制御などの機能を実行するため、追加の汎用ピンも利用可能です。LEDドライバには、点滅や調光のプログラムなどの便利な機能を備えています。ホスト・コントローラへのインターフェイスは、低電圧のI/Oをサポートするために1.8V~3.3Vの独立電源で動作できます。
FPC402は各モジュールでユーザーが指定したレジスタからデータをプリフェッチできるため、ホストは高速なI2C (最高1MHz)またはSPI (最高10MHz)インターフェイスでデータへすぐにアクセスできます。さらに、FPC402は制御下のポートのいずれかに関連する重要な、ユーザー構成可能なイベントが発生した場合、ホストへの割り込みをトリガできます。このため、モジュールを継続的にポーリングする必要はありません。