JAJSFO5D June 2018 – September 2022 TMP117
PRODUCTION DATA
ユーザーは、ポインタ・レジスタにレジスタ・アドレスを書き込んで、TMP117 の特定のレジスタにアクセスできます。ポインタ・レジスタの値は、スレーブ・アドレス・バイトの R/W ビットが Low になった後、最初に転送されるバイトです。TMP117 に対する全ての書き込み動作は、ポインタ・レジスタの値を指定する必要があります。
TMP117 から読み取りを行う場合、ポインタ・レジスタに最後に書き込まれた値により、どのレジスタを読み取るのか決定されます。読み取り動作に対応するレジスタ・ポインタを変更するには、新しい値をポインタ・レジスタに書き込む必要があります。ユーザーは、R/W ビットが Low のアドレス・バイトを発行し、その後にポインタ・レジスタ・バイトを送信して、ポインタ・レジスタの新しい値を書き込むことができます。追加のデータは必要ありません。その後、マスタは START 条件を生成し、R/W ビットが High のスレーブ・アドレス・バイトを送信して、読み取りコマンドを開始できます。このシーケンスの詳細については、図 7-10 を参照してください。同じレジスタから読み取りを繰り返し行う場合、ポインタ・レジスタ・バイトを何回も送信する必要はありません。TMP117 は、次の書き込み動作によってポインタ・レジスタの値が変更されるまで、その値を記憶しています。
レジスタのバイトは、最初に上位バイト、次に下位バイトの順に送信されます。