JAJSGD9E October 2018 – August 2020 UCC23513
PRODUCTION DATA
UCC23513 の接合部温度 (TJ) を推定するには、式 14 を使用します。
ここで
接合部からケースへの熱抵抗 (RθJC) の代わりに接合部から上面への熱特性パラメータ (ΨJT) を使用することで、接合部温度の推定の精度を大幅に向上させることができます。ほとんどの IC の熱エネルギーの大半は、パッケージのリードを経由して PCB に放散されるのに対して、全エネルギーのごく一部のみがケース上面から放散されます (通常は熱電対で測定されます)。RθJC 抵抗は、熱エネルギーの大部分がケースを通して放散される場合 (例:金属パッケージが使われている場合、IC パッケージにヒートシンクが取り付けられている場合) にのみ有効に使用できます。それ以外の場合に RθJC を使っても、真の接合部温度を正確に推定することはできません。ΨJT パラメータは、IC の上面を通して放散される大部分のエネルギーが、テスト環境とアプリケーション環境で同等であると仮定することで実験的に求められます。推奨レイアウト・ガイドラインが守られている限り、接合部温度は数℃以内の精度で推定できます。