JAJSGJ2C October 2018 – November 2021 UCC21530
PRODUCTION DATA
UCC21530 の接合部温度は以下の式で推定できます。
ここで
接合部からケースへの熱抵抗 (RΘJC) の代わりに接合部から上面への熱特性パラメータ (ΨJT) を使用することで、接合部温度の推定の精度を大幅に向上させることができます。ほとんどの IC の熱エネルギーの大半は、パッケージのリードを経由して PCB に放散されるのに対して、全エネルギーのごく一部のみがケース上面から放散されます (通常は熱電対で測定されます)。RΘJC は、熱エネルギーの大部分がケースを通して放散される場合 (例:金属パッケージが使われている場合、IC パッケージにヒートシンクが取り付けられている場合) にのみ有効に使用できます。それ以外の場合に RΘJC を使っても、真の接合部温度を正確に推定することはできません。ΨJT は、IC の上面を通して放散されるエネルギー量が、テスト環境とアプリケーション環境で同等であると仮定することで実験的に求められます。推奨レイアウト・ガイドラインが守られている限り、接合部温度は数℃以内の精度で推定できます。詳細については、Topic Link Label11.1 と『半導体および IC パッケージの熱評価基準』アプリケーション・レポートを参照してください。