JAJSGX5C july 2018 – april 2023 BQ25150
PRODUCTION DATA
BQ25150 IC にはリニア充電器が内蔵されており、小型のバッテリを迅速かつ正確に充電できます。最大 500mA の充電電流と、最小 0.5mA の終了電流をサポートしており、最大限の充電が可能です。バッテリは、標準のリチウムイオン充電プロファイルを使用して、プリチャージ、定電流、定電圧レギュレーションの 3 つのフェーズで充電されます。
デバイスには高度なパワー・パス管理および制御機能が内蔵されているため、貧弱なアダプタでも、システムへ電力を供給すると同時に、バッテリを充電できます。また、ホストは I2C 経由でパワー・パスを制御でき、物理的な取り外しを行わずに、入力アダプタやバッテリからホストを切断できます。単一の押しボタン入力により、ボタン・コントローラ IC を別個に追加する必要がなくなり、ソリューションの合計フットプリントが小さくなります。この押しボタン入力は、ウェイク機能やシステムのリセットにも使用できます。実効 12 ビットの ADC により、正確なバッテリ電圧監視が可能であり、バッテリの健全性を監視するための低 Iq 測定に使えます。また、TS ピンに接続されるサーミスタや、ADCIN ピン経由の外部システムの信号を使用して、バッテリ温度を測定することもできます。動作時およびシャットダウン時の静止電流が小さいため、最大のバッテリ駆動時間が得られます。入力電流制限、充電電流、LDO 出力電圧、その他のパラメータは、I2C インターフェイスによりプログラム可能なため、BQ25150 は非常に柔軟な充電ソリューションとなっています。電圧ベースの JEITA 互換 (または標準の HOT/COLD) バッテリパック・サーミスタ監視入力 (TS) が含まれており、バッテリの温度を監視しながら、バッテリが充電中に安全な温度範囲を逸脱しないよう、充電パラメータを自動的に変更します。温度スレッショルドは I2C からもプログラム可能なため、ホストは熱充電プロファイルをカスタマイズ可能です。充電器は 5V USB 入力に対して最適化されており、ラインの過渡電圧に耐えられるように耐圧の絶対最大定格は 20V です。また、デバイスにはリニア・レギュレータも内蔵されており、無線やプロセッサ用に低ノイズのレールを提供し、I2C 経由で独立にソースおよび制御が可能です。