IWR1843 デバイスには、ユーザー アプリケーション向け ADC サービスのための装備が含まれています。
ここでは、デバイス内部に搭載された GPADC エンジンを使って、最大 6 つの外部電圧を測定できます。この目的で、ADC1、ADC2、ADC3、ADC4、ADC5、ADC6 の各ピンを使用します。
- ADC 自体は、BIST サブシステム内で実行されるテキサス・インスツルメンツのファームウェアによって制御され、ユーザーが外部電圧を監視するためのアクセスは、BIST サブシステムに転送される「監視 API」コールによって行われます。この API は、MSS R4F で動作しているユーザー アプリケーションとリンクさせることができます。
- BIST サブシステム ファームウェアは、これらの測定とともに、他の RF やアナログ監視動作を内部でスケジュールします。この API を使用すると、セトリング時間 (スキップする ADC サンプル数) と取得する連続サンプル数を設定できます。フレームの最後に、監視対象の各電圧について、測定値の最小値、最大値、平均値が報告されます。
GPADC Specifications:
- 625Ksps SAR ADC
- 入力範囲:0~1.8V
- 10 ビット分解能
- 6 個の入力のうち 5 個について、オプションの内部バッファを使用できます。バッファがない場合、ADCには、5pF のサンプリング容量と 12pF の寄生容量でモデル化されたスイッチト キャパシタ入力負荷があります (GPADC チャネル 6 では内部バッファは利用できません)。