JAJSIB9A December 2019 – June 2020 HDC2022
PRODUCTION DATA
HDC2022 は、内蔵加熱素子を備えており、短時間オンにすることで、高湿度環境で発生する可能性のある結露を防止または除去できます。また、このヒーターを使って、内蔵温度センサの機能を確認することもできます。
アプリケーションの露点温度を連続的に計算して追跡している場合、また、アプリケーション・ファームウェアが結露の可能性のある状況 (またはその期間) を検知するように作成されている場合には、予防的な手段として、ソフトウェア・サブルーチンを実行して内蔵ヒーターを作動させて結露水を除去することができます。ヒーター起動後も引き続きデバイスが %RH (相対湿度) レベルを測定し、追跡するようにしてください。%RH (相対湿度) の測定値が 0% (またはその付近) になれば、ヒーターをオフにして、デバイスを冷却します。デバイスの冷却には数分かかることがあるので、温度測定を継続して実行し、デバイスが通常動作条件に復帰するのを確認してから、通常動作を再開してください。
ヒーター起動後は、デバイスの動作温度を 100℃未満に制限するよう注意してください。ヒーターは、3.3V 動作時に 90mA、1.8V 動作時に 55mA (標準値) の電流を消費します。
内蔵ヒーターは、湿度センサの上面に形成される結露を蒸発させますが、溶解した汚染物質は除去できないことを認識する必要があります。汚染物質が残留している場合は、湿度センサの精度に影響を及ぼす可能性があります。