JAJSJC3A May 2021 – November 2021 LP5860
PRODUCTION DATA
LP5860 は、Dev_initial レジスタの「Data_Ref_Mode」を設定することで、3 つのデータ リフレッシュ モード(モード 1、モード 2、モード 3) に対応します。
モード 1:VSYNC コマンドなしの 8 ビット PWM データ。データは、受信された直後に、表示のために送信されます。モード 1 を使うと、ユーザーは SRAM 全体を更新する代わりに、対応するドットのデータのみを更新できます。これは「オンデマンド データ リフレッシュ」と呼ばれ、これにより、データの総量を効果的に節約できます。図 8-7 に示すように、対応するデータを送信した後に、その赤色 LED ドットをリフレッシュし、その他の LED ドットを最後のフレームと同じ状態に維持できます。
モード 2:VSYNC コマンドありの 8 ビット PWM データ。VSYNC コマンドを受信した後、フレームごとにデータの保持と送信を同時に行います。
モード 3:VSYNC コマンドありの 16 ビット PWM データ。VSYNC コマンドを受信した後、フレームごとにデータの保持と送信を同時に行います。
フレーム制御はモード 2 とモード 3 で実装されます。データ受信後すぐに出力をリフレッシュする (モード 1) のではなく、本デバイスはデータを保持し、固定フレーム レート (fVSYNC) で全フレーム データをリフレッシュします。通常は、24Hz、50Hz、60Hz、120Hz が選択されますが、鮮やかなアニメーション効果を実現する場合は、さらに高いフレーム レートが選択されます。図 8-8 に、全 SRAM データ リフレッシュを示します。VSYNC コマンドを受信した後、新しいフレームが更新されます。
複数の LP5860 デバイスを組み合わせて使う場合、モード 1 と比較して、モード 2 とモード 3 は同期特性が優れています。各 VSYNC フレームの開始時に、tSYNC_H より長い High レベル パルス幅が必要とされます。図 8-9 に VSYNC 接続を示し、図 8-10 にタイミング要件を示します。
モードの種類 | PWM 分解能 | PWM 出力 | 外部 VSYNC |
---|---|---|---|
モード 1 | 8 ビット | 即座にデータを更新 | なし |
モード 2 | 8 ビット | フレームごとにデータを更新 | あり |
モード 3 | 16 ビット |