TCA9536 は I2C バス用の 4 ビット I/O エクスパンダで、1.65V~5.5V の VCC で動作するように設計されています。I2C インターフェイスにより、ほとんどのマイクロコントローラ・ファミリの汎用リモート I/O 拡張に使用できます。
システム・コントローラは、I/O 構成レジスタ・ビットに書き込むことで、I/O を入力にするか出力にするかを設定できます。それぞれの入力または出力のデータは、対応する入力または出力レジスタに保持されています。入力ポート・レジスタの極性は、極性反転レジスタで反転できます。その他に特殊機能レジスタがあり、内部プルアップ抵抗をディスエーブルするため、および P3 を INT 出力にオーバーライドするために使用できます。
TCA9536 のオープンドレイン割り込み出力 (P3 が特殊機能レジスタで INT として構成されている場合) は、いずれかの入力が、対応する入力ポート・レジスタの状態と異なるときにアクティブになり、入力状態が変化したことをシステム・コントローラに通知するため使用されます。
システム・プロセッサは、タイムアウトまたはその他の不適切な動作があった場合、I2C ソフト・リセット・コマンドを使って TCA9536 をリセットできます。このコマンドにより、レジスタはデフォルト状態に設定されます。
部品番号 | パッケージ(1) | 本体サイズ (公称) |
---|---|---|
TCA9536 | X2SON (8) | 1.35mm × 0.80mm |
VSSOP (8) | 3.00mm × 3.00mm |
Changes from Revision * (July 2021) to Revision A (December 2021)
PIN | I/O | DESCRIPTION | ||
---|---|---|---|---|
DGK | DTM | NAME | ||
1 | 1 | P0 | I/O | P-port input-output. Push-pull design structure. Internal pull-up resistor enabled by default. |
2 | 8 | P1 | I/O | P-port input-output. Push-pull design structure. Internal pull-up resistor enabled by default. |
3 | 2 | P2 | I/O | P-port input-output. Push-pull design structure. Internal pull-up resistor enabled by default. |
4 | 3 | GND | — | Ground |
5 | 4 | P3/INT | I/O | P-port input-output. Push-pull design structure. When configured as INT, operates as open drain. Internal pull-up resistor enabled by default. |
6 | 5 | SCL | I/O | Serial clock bus. Connect to VCC through a pull-up resistor |
7 | 6 | SDA | I/O | Serial data bus. Connect to VCC through a pull-up resistor |
8 | 7 | VCC | — | Supply voltage |