JAJSM48B may 2021 – march 2023 CC2652R7
PRODUCTION DATA
SimpleLink™CC2652R7 デバイスはマルチプロトコル 2.4GHz ワイヤレス・マイクロコントローラ (MCU) です。本デバイスは Thread、Zigbee®、Matter、Bluetooth® 5.2 Low Energy、IEEE 802.15.4g、IPv6 対応スマート・オブジェクト (6LoWPAN)、TI 15.4 スタック (2.4GHz)、DMM (ダイナミック・マルチプロトコル・マネージャ) ドライバを使った同時マルチプロトコルをサポートしています。CC2652R7 は、Arm® Cortex® M4F メイン・プロセッサを基に設計されており、グリッド・インフラストラクチャ、ビル・オートメーション、リテール・オートメーション、パーソナル・エレクトロニクス、医療用アプリケーションの低消費電力の無線通信と先進センシングに最適化されています。
CC2652R7 は、Arm® Cortex® M0 で実行するソフトウェア無線を内蔵しているため、各種の物理層と RF 規格をサポートできます。本デバイスは、2360~2500MHz の周波数帯域での動作をサポートしています。PHY と周波数の切り換えは、DMM (ダイナミック・マルチプロトコル・マネージャ) ドライバを使って実行時に行うことができます。CC2652R7 は、2.4GHz 帯で +5dBm TX (9.7mA) をサポートしています。CC2652R7 は -104dBm (125kbps の Bluetooth® Low Energy Coded PHY) の受信感度を実現しています。
CC2652R7 は 0.9μA の低スリープ電流 (RTC 動作、144KB RAM を保持) を実現しています。メインの Cortex® M4F プロセッサに加えて、高速ウェイクアップ機能を備えた自律型超低消費電力センサ・コントローラ CPU も内蔵しています。たとえば、このセンサ・コントローラは、1μA のシステム電流で 1Hz の ADC サンプリングが可能です。
CC2652R7 は、動作寿命を伸ばすために低 SER (ソフト・エラー・レート) FIT (Failure-in-time) を実現しています。常時オンの SRAM パリティにより、潜在的な放射線イベントによる破損のリスクを最小限に抑えています。多くのお客様の 10~15 年またはそれ以上の長いライフ・サイクル要件に沿って、TI は、製品寿命と製品供給の継続性を約束する製品ライフ・サイクル・ポリシーを制定しています。
CC2652R7 デバイスは SimpleLink™ MCU プラットフォームの一部です。このプラットフォームは Wi-Fi®、Bluetooth® Low Energy、Thread、Zigbee、Wi-SUN®、Amazon Sidewalk、mioty®、Sub-1GHz MCU、ホスト MCU で構成されます。 CC2652R7 は、32KB~704KB のフラッシュ・サイズに対応し、ピン互換パッケージを選択可能なスケーラブルなポートフォリオの一部です。共通の SimpleLink™ CC13xx および CC26xx ソフトウェア開発キット (SDK) と SysConfig システム・コンフィギュレーション・ツールはポートフォリオ内のデバイス間の移行を支援します。多数のソフトウェア・スタック、アプリケーション例、SimpleLink™ Academy トレーニング・セッションが本 SDK に含まれます。詳細については、ワイヤレス・コネクティビティ製品をご覧ください。
部品番号(1) | パッケージ | 本体サイズ (公称) |
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CC2652R74T0RGZR | VQFN (48) | 7.00mm × 7.00mm |