JAJSNR1C March 2022 – October 2023 INA296A , INA296B
PRODUCTION DATA
INA296x のリファレンス・ピンを使用して、出力電圧の中間点を調整し、A/D コンバータ (ADC) や他のアンプへのシステム回路接続を実現できます。リファレンス・ピンは、電源、グランド、または低インピーダンスのリファレンス電圧に直接接続するよう設計されています。リファレンス・ピンは、分割抵抗を使用して互いに接続し、バイアスすることで、カスタムの出力電圧を実現できます。この構成でアンプを使用するときは、図 8-7 に示すように、分割抵抗の電圧を基準にする差動信号として出力を使用します。この構成では、アンプ出力をシングルエンド信号として使用することは推奨しません。内部インピーダンスの変化がデバイスの性能仕様に悪影響を及ぼす可能性があるためです。シングルエンド測定が必要な場合は、外付けオペアンプを使用して分割抵抗の電圧をバッファすることをお勧めします (図 8-8 を参照)。