JAJSOB8B March 2023 – April 2024 ADS127L21
PRODUCTION DATA
レジスタ書き込みコマンドは、レジスタのデータを書き込みます。レジスタ書き込みの動作は、単一のフレームで実行されます。コマンドの最初のバイトは、4 ビットのレジスタ アドレスに追加されたベース値 (80h) です。コマンドの 2 番目のバイトはレジスタのデータです。有効なアドレス範囲外のレジスタへの書き込みは無視されます。
16 ビットのフレーム サイズを使用するレジスタ書き込み動作の例を、図 7-37 に示します。全二重モードで動作する (レジスタ書き込みコマンドの入力時に、24 ビットの変換データを同時に読み取る) 場合は、出力フレームの長さと一致するよう、入力データの先頭に 1 つ以上のパディング バイトを含めます。複数のレジスタを同時に構成する (このとき、変換データは無視されます) 場合、最小の 16 ビットのフレーム サイズを使用すると、スループットが向上します。
最大の 40 ビットのフレーム サイズを使用するレジスタ書き込み動作の例を、図 7-38 に示します。全二重動作で、コマンドの入力と変換データの出力が同時に行われることも示しています。入力フレームには、出力フレームと一致するよう先頭に 2 つの未使用バイトが付加されているため、すべての変換データ バイトが送信されます。レジスタのデータの読み戻し、または STATUS バイトの SPI_ERR ビットで入力バイトの CRC エラーをチェックすることで、書き込み動作が正常に行われたことが検証されます。入力 SPI の CRC エラーが発生すると、SPI_ERR がセットされ、同じ SPI_ERR ビットに 1b を書き込んでリセットするまで、それ以後のレジスタ書き込み動作はブロックされます (STATUS レジスタへの書き込みを除く)。