JAJSOJ5A October 2023 – September 2024 LP5811
PRODUCTION DATA
LP5811 は PFM で動作し、軽負荷時の効率を向上させます。負荷電流が減少すると、エラー アンプの出力によって設定されるインダクタのバレー電流は出力電圧をレギュレートしなくなります。インダクタのバレー電流が下限に達すると、負荷電流がさらに減少するため、出力電圧は設定電圧を超えます。帰還電圧が PFM のリファレンス電圧 (標準値 0.6V) に達すると、LP5811 は PFM で動作します。帰還電圧が上昇して PFM 基準電圧に達すると、内部コンパレータの遅延時間のためデバイスは数サイクルにわたってスイッチングを継続し、その後スイッチングを停止します。負荷は出力コンデンサから供給され、出力電圧は低下します。帰還電圧が PFM 基準電圧を下回ると、コンパレータの遅延時間が経過した後で、デバイスは再度スイッチングを開始して出力電圧が上昇します。図 6-2 に、デバイスが PWM および PFM で動作するときの電圧波形を示します。