JAJSOK7H April   2022  – November 2024 OPA2310 , OPA310 , OPA4310

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. デバイス比較表
  6. ピン構成および機能
  7. 仕様
    1. 6.1 絶対最大定格
    2. 6.2 ESD 定格
    3. 6.3 推奨動作条件
    4. 6.4 シングル チャネルの熱に関する情報
    5. 6.5 デュアル チャネルの熱に関する情報
    6. 6.6 クワッド チャネルの熱に関する情報
    7. 6.7 電気的特性
    8. 6.8 代表的特性
  8. 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 機能説明
      1. 7.3.1  動作電圧
      2. 7.3.2  レール ツー レール入力
      3. 7.3.3  レール ツー レール出力
      4. 7.3.4  容量性負荷および安定度
      5. 7.3.5  過負荷からの回復
      6. 7.3.6  EMI 除去
      7. 7.3.7  ESD および電気的オーバーストレス
      8. 7.3.8  入力 ESD 保護
      9. 7.3.9  シャットダウン機能
      10. 7.3.10 露出サーマル パッド付きパッケージ
    4. 7.4 デバイスの機能モード
  9. アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 OPAx310 ローサイド電流センシング アプリケーション
        1. 8.2.1.1 設計要件
        2. 8.2.1.2 詳細な設計手順
        3. 8.2.1.3 アプリケーション曲線
    3. 8.3 電源に関する推奨事項
    4. 8.4 レイアウト
      1. 8.4.1 レイアウトのガイドライン
      2. 8.4.2 レイアウト例
  10. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 9.1 ドキュメントのサポート
      1. 9.1.1 関連資料
    2. 9.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 9.3 サポート・リソース
    4.     商標
    5. 9.4 静電気放電に関する注意事項
    6. 9.5 用語集
  11. 10改訂履歴
  12. 11メカニカル、パッケージ、および注文情報

EMI 除去

OPAx310 は、内蔵の電磁干渉 (EMI) フィルタリングを使用して、ワイヤレス通信 (無線周波数干渉:RFI) や、アナログ信号チェーンとデジタル コンポーネントを組み合わせた高密度実装の基板などのソースから引き起こされる EMI の影響を低減します。EMI 耐性は回路設計手法により改善可能で、OPAx310 はこのような設計の改善を活用しています。テキサス・インスツルメンツは、10MHz から 6GHz までの幅広い周波数スペクトルにわたって、オペアンプの耐性を正確に測定および数量化する機能を開発しました。OPAx310 でこのテストを行った結果を、図 7-4 に示します。実際のアプリケーションで一般的に発生する、特定の周波数における OPAx310 の EMIRR IN+ 値を、表 7-1 に示します。『オペアンプの EMI 除去率』アプリケーション レポートには、オペアンプに関連する EMIRR 性能の詳細情報が記載されており、www.tij.co.jp からダウンロードできます。

OPA310 OPA2310 OPA4310 EMIRR テスト図 7-4 EMIRR テスト
表 7-1 対象周波数における OPAx310 EMIRR IN+
FREQUENCY アプリケーションまたは割り当て EMIRR IN+
400 MHz モバイル無線、モバイル衛星、宇宙での運用、気象、レーダー、極超短波 (UHF) アプリケーション 48 dB
900MHz GSM (モバイル通信) アプリケーション向けのグローバル システム、無線通信、ナビゲーション、GPS (最高 1.6GHz まで)、GSM、航空モバイル、UHF アプリケーション 58 dB
1.8GHz GSM アプリケーション、モバイル パーソナル通信、ブロードバンド、衛星、L バンド (1GHz~2GHz) 75 dB
2.4GHz 802.11b、802.11g、802.11n、Bluetooth®、モバイル パーソナル通信、産業用、科学用および医療用 (ISM) 無線帯域、アマチュア無線および衛星、S バンド (2GHz~4GHz) 90 dB
3.6GHz 無線測位、航空通信およびナビゲーション、衛星、モバイル、S バンド 95 dB
5GHz 802.11a、802.11n、航空通信とナビゲーション、モバイル通信、宇宙と衛星での運用、C バンド (4GHz~8GHz) 102 dB