JAJSR57 データシート

JAJSR57L June 2009 – October 2023 ISO1050

PRODUCTION DATA

6.8 安全限界値

安全限界値 ⁽¹⁾ の目的は、入力または出力回路の故障による絶縁バリアの損傷の可能性を最小限に抑えることです。

パラメータ		テスト条件	最大値	単位
DUB-8 パッケージ
I_S	安全入力、出力、または電源電流	R_θJA = 84.3℃/W、V_I = 5.5V、T_J = 150℃、T_A = 25℃。図 6-1 を参照	269	mA
I_S	安全入力、出力、または電源電流	R_θJA = 84.3℃/W、V_I = 3.6V、T_J = 150℃、T_A = 25℃。図 6-1	411	mA
T_S	最高安全温度		150	℃
DW-16 パッケージ
I_S	安全入力、出力、または電源電流	R_θJA = 76.4℃/W、V_I = 5.5V、T_J = 150℃、T_A = 25℃。図 6-2	297	mA
I_S	安全入力、出力、または電源電流	R_θJA = 76.4℃/W、V_I = 3.6V、T_J = 150℃、T_A = 25℃。図 6-2	454	mA
T_S	最高安全温度		150	℃

(1) 最高安全温度 T_S は、本デバイスに規定された最大接合部温度 T_J と同じ値です。I_S および P_S パラメータはそれぞれ安全電流と安全電力を表します。I_S および P_S の最大限界値を超過してはなりません。これらの限界値は、周囲温度 T_A によって異なります。

表にある接合部から空気への熱抵抗 R_θJA は、リード付き表面実装パッケージ向けの High-K テスト基板に実装されたデバイスの数値です。これらの式を使って各パラメータの値を計算します。
T_J = T_A + R_θJA × P、ここで P は本デバイスで消費される電力です。
T_J(max) = T_S = T_A + R_θJA × P_S、ここで T_J(max) は最大許容接合部温度です。
P_S = I_S × V_I、ここで V_I は最大入力電圧です。