JAJSSU8B October 2023 – May 2024 MSPM0G3105-Q1 , MSPM0G3106-Q1 , MSPM0G3107-Q1
PRODUCTION DATA
ブートストラップ ローダ (BSL) を使用すると、デバイスの構成も、デバイス メモリのプログラミングも、UART または I2C シリアル インターフェイスを介して行うことができます。BSL によるデバイス メモリへのアクセスと構成は、256 ビットのユーザー定義パスワードで保護されており、必要に応じて、デバイス構成の中で BSL を完全に無効化できます。量産プログラミング用に BSL を使用できるように、 テキサス・インスツルメンツ出荷時、BSL はデフォルトで有効化されています。
BSL を使用するには、最低 2 本のピンが必要です。それは、BSLRX および BSLTX 信号 (UART の場合) または BSLSCL および BSLSDA 信号 (I2C の場合) です。さらに、1 本または 2 本の追加ピン (BSL_invoke と NRST) を、外部ホストによるブートローダの制御された呼び出しのために使うこともできます。
有効化されている場合、BSL は次の方法で起動 (開始) されます。
デバイス信号 | 接続 | BSL 機能 |
---|---|---|
BSLRX | UART に必要 | UART の受信信号 (RXD)、入力 |
BSLTX | UART に必要 | UART の送信信号 (TXD)、出力 |
BSLSCL | I2C に必要 | I2C の BSL クロック信号 (SCL) |
BSLSDA | I2C に必要 | I2C の BSL データ信号 (SDA) |
BSL_invoke | オプション | ブート時に BSL を開始するために使用されるアクティブ High のデジタル入力 |
NRST | オプション | リセットのトリガとその後の呼び出し信号 (BSL_invoke) のチェックのために使用されるアクティブ Low のリセット ピン |
BSLの機能とコマンド セットの詳細な説明については、『MSPM0ブートローダ ユーザー ガイド』を参照してください。