JAJSU45C October 2006 – April 2024 TLC555-Q1
PRODUCTION DATA
モノステーブル動作で、これらのタイマのいずれかを接続する方法を 図 6-2 に示します。出力が Low の場合、トリガ (TRIG) に負方向のパルスを印加するとフリップ フロップが設定され (Q が Low になる)、出力が High に駆動され、Q1 がオフになります。コンデンサ C は、コンデンサの両端の電圧がスレッショルド (THRES) 入力のスレッショルド電圧に達するまで、RA 経由で充電されます 。TRIG が High レベルに戻ると、スレッショルド コンパレータの出力によってフリップ フロップがリセットされ (Q が High になる)、出力が Low に駆動され、Q1 経由で C が放電します。
TRIG 電圧がトリガ スレッショルドを下回ると、モノステーブル動作が開始されます。開始すると、タイミング インターバルの終了前に少なくとも 10µs にわたって TRIG が High である場合にのみ、シーケンスは終了します。トリガがグランドに接続されたとき、コンパレータの保存時間は 10µs にまで延ばすことができ、これにより 10µs に対する最小モノステーブル パルス幅が制限されます。スレッショルド レベルと Q1 の飽和電圧により、出力パルス幅は約 tw = 1.1RAC となります。図 6-3 は、RA および C のさまざまな値に対する時定数のプロットです。スレッショルド レベルと充電レートは、電源電圧 (VDD) に正比例します。その結果、タイム インターバルの間、電源電圧が一定であれば、タイミング インターバルは電源電圧に依存しません。
タイミング インターバルの間に、RESET と TRIG に同時に負方向のトリガ パルスを印加すると、C が放電し、サイクルが再開され、リセット パルスの正のエッジから始まります。リセットパルスが Low である間、出力は Low に保持されます。誤トリガを防止するため、リセットを使用していないときはリセットを VDD に接続します。リセット機能が必要で、ピンが外部ロジックまたはマイクロコントローラによって駆動される場合は、リセットピンがフローティングにならないように、VDD にプルアップ抵抗 (10kΩ など) を使用してください。リセット機能が必要ない場合は、リセットピンを直接 VDD ピンに短絡します。