本コントローラは、スイッチング サイクルの開始をトリガするために ZCDA と ZCDB に入力されたインダクタ検出巻線電圧に基づくインダクタ消磁情報を利用する 2 相インターリーブ PFC として構成することを主な目的としています。
この機能は、2 つの方法で拡張できます。
- 位相 B の有効化と無効化:位相 B は、明示的なユーザー制御によってシェディング (無効化) することも、自動軽負荷効率管理機能として設定することもできます。PHB ピンに印加されている電圧が VPHBF スレッショルドを下回ると、位相 B および位相障害検出器が無効化されます。出力電圧過渡を最小限に抑えるため、位相 A に対して指令されるオン時間は 2 倍になります。PHB ピンの電圧が VPHBR スレッショルドを上回ると、2 相モードが継続的に有効化されます。このモードにするには、PHB を VREF ピンに接続します。または、軽負荷時の自動位相シェディング (無効化) のため、PHB を COMP ピンに接続することもできます。
- PFC 段有効化 / 無効化制御:VSENSE 電圧が 1.25V のイネーブル スレッショルドを上回ると、コントローラ動作が有効化されます。基本的な無効化方法は、オープン ドレインまたはオープン コレクタ ロジック出力により VSENSE を Low にプルすることです。これにより、出力が無効化され、VCC 電流が大幅に減少します。VSENSE を解放すると、ソフト スタートが開始されます。このノードに何らかのノイズを結合させるようないかなる PCB パターンも配置しないようにします。