JAJSVL6 November 2024 F29H850TU
ADVANCE INFORMATION
このセクションでは、ユーザーが構成可能な OTP 内で、BOOTPIN_CONFIG の領域 (表 7-34 を参照) をプログラムすることにより、ブート モード選択ピンをユーザーがカスタマイズする方法について説明します。OTP 内のその領域は、BOOTPIN-CONFIG です。デバッグ時には、SSU_GEN_REGS の EMU_BOOTPIN_CONFIG レジスタが BOOTPIN_CONFIG をエミュレートする代用として機能するので、OTP に書き込まずにさまざまなブート モードを検証するようにプログラムできます。このデバイスでは、必要に応じて、 0、1、2、3 本のブート モード選択ピンを使用するようにプログラムできます。
BMSP の構成およびブート定義の表は、以下で説明するように、デバッガの接続ステータスに基づいて User-OTP または SSU レジスタから読み出されます。
ビット | 名称 | 説明 |
---|---|---|
31:24 | API キー | このレジスタのビットが有効であることをブート ROM コードに知らせるためには、この 8 ビットに 0x5A を書き込みます |
23:16 | ブート モード選択ピン 2 (BMSP2) | BMSP0 の説明を参照してください。 |
15:8 | ブート モード選択ピン 1 (BMSP1) | BMSP0 の説明を参照してください。 |
7:0 | ブート モード選択ピン 0 (BMSP0) |
ブート時に使用する GPIO ピンを設定 (GPIO0~GPIO254)。 0x0 = GPIO0 0x01 = GPIO1、以下同様。 0xFF を書き込むと BMSP が無効化され、このピンはブート モードの選択に使用されなくなります。 |
いずれかのパッケージで利用できない後続の GPIO は、ブート モード選択ピンとしては使用できません。特定の BMSP 用に選択した場合、BMSP0 および BMSP1 については、ブート ROM により工場出荷時デフォルト GPIO が自動的に選択されます。BMSP2 の工場出荷時デフォルトは 0xFF で、BMSP はディセーブルになります。
BOOTPIN_CONFIG キー |
BMSP0 | BMSP1 | BMSP2 | 選択されるブート モード |
---|---|---|---|---|
!= 0x5A | 不定 | 不定 | 不定 | 工場出荷時にデフォルトで定義された BMSP でブートします。 |
= 0x5A | 0xFF | 0xFF | 0xFF | ブート モード 0 のブート テーブルで定義されるブート (すべての BMSP が無効) |
有効な GPIO | 0xFF | 0xFF | BMSP0 の値で定義されるブート (BMSP1 および BMSP2 は無効) |
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0xFF | 有効な GPIO | 0xFF | BMSP1 の値で定義されるブート (BMSP0 および BMSP2 は無効)。 |
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0xFF | 0xFF | 有効な GPIO | BMSP2 の値で定義されるブート (BMSP0 および BMSP1 は無効) |
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有効な GPIO | 有効な GPIO | 0xFF | BMSP0 および BMSP1 の値で定義されるブート (BMSP2 は無効) |
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有効な GPIO | 0xFF | 有効な GPIO | BMSP0 および BMSP2 の値で定義されるブート (BMSP1 は無効) |
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0xFF | 有効な GPIO | 有効な GPIO | BMSP1 および BMSP2 の値で定義されるブート (BMSP0 は無効) |
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有効な GPIO | 有効な GPIO | 有効な GPIO | この値の定義では BMSP0、BMSP1、BMSP2 でブートします。 | |
無効な GPIO | 有効な GPIO | 有効な GPIO | BMSP0 は工場出荷時のデフォルトの BMSP0 GPIO にリセット BMSP0、BMSP1、BMSP2 の値で定義されるブート |
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有効な GPIO | 無効な GPIO | 有効な GPIO | BMSP1 は工場出荷時のデフォルトの BMSP1 GPIO にリセット BMSP0、BMSP1、BMSP2 の値で定義されるブート |
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有効な GPIO | 有効な GPIO | 無効な GPIO | BMSP2 は工場出荷時のデフォルト状態 (ディセーブル) にリセット BMSP0 および BMSP1 の値で定義されるブート |