JAJU533A April 2018 – November 2024
C2000 BiSS TIDM-1010 リファレンス デザインは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせです。コアのハードウェア コンポーネントは、C2000 リアルタイム マイクロコントローラ (MCU) と RS-485 トランシーバです。この実装で使用する基板は、C2000 LaunchPad と、RS-485 トランシーバを搭載した TIDM-1010 boosterPack です。C2000Ware モーター制御 SDK パッケージには、必要なソフトウェアが含まれています。このソフトウェアには、主要な BiSS インターフェイス機能を実装するライブラリと、BiSS 通信のデモを行うためのシステム レベルのサンプルが含まれています。
BiSS エンコーダ インターフェイスは、C2000 CLB (構成可能ロジック ブロック) と SPI (シリアル ペリフェラル インターフェイス) モジュールを活用しています。CLB は、MA クロック、SPI クロックを制御し、ケーブルの伝搬遅延を補償します。SPI モジュールは、RS-485 物理層に対する受信インターフェイスとして機能します。ファームウェアは C 言語で記述されており、C2000 MCU の C28x 上で動作します。
C2000 LaunchPad は、TIDM-1010 RS-485 トランシーバに電力を供給し、エンコーダに 5V を供給できます。エンコーダの仕様で、LaunchPad が供給できるよりも多くの電流が必要な場合は、別に 5V を供給することもできます。
スタートアップ時に、C28x で動作するアプリケーションによって MCU クロックが初期化され、ピンの多重化が設定されます。MCU の SPI および CLB も、データの送受信の必要に応じて構成されます。