リアルタイム・エミュレーションは、マイコン動作中に CCS 内のウィンドウを更新できる特別なエミュレーション機能です。この機能により、プロセッサを停止することなく、グラフおよび Watch ビューが更新可能になるだけでなく、ユーザーが [Watch] ウィンドウや [Memory] ウィンドウの値を変更して、その変更をシステムに反映できるようになります。
- マウス・ポインタを水平ツールバーのボタンの上に置き、 ボタンをクリックして、リアルタイム・モードを有効にします。
- メッセージ・ボックスが表示されることがあります。その場合は [YES] を選択して、デバッグ・イベントを有効にします。 この操作により、ステータス・レジスタ 1 (ST1) のビット 1 (DGBM ビット) が「0」に設定されます。 DGBM は、デバッグ・イネーブル・マスク・ビットです。DGBM ビットが「0」に設定されると、メモリ値とレジスタ値がホスト・プロセッサに渡されて、デバッガのウィンドウが更新できるようになります。