JAJU809 march 2023
クロック分配では、1 次クロックから個別のクロック・デバイスやクロック・マルチプライヤまでの間にいくつかのトポロジが可能です。可能なトポロジのうち 2 つを、図 2-4 にオプション A および B として示します。オプション A では、1 次クロックがシステム・クロック・デバイスに複製されてから、個別のマルチプライヤに展開されます。オプション B では最初に展開が行われてから、システム・クロック、すべてのクロック・デバイス、およびマルチプライヤが 1 次クロックの個別のコピーを取得します。
この設計では、クロック・パス内のシーケンシャル・ステーションの数が少なく、ノイズが小さいことが期待されるため、オプション B が選択されています。
クロック・リファレンスをバッファリングする場合、CDCLVP111-SP はデータシートで特性化および文書化された重要なパラメータをすべて備えているため、適切な選択肢です。代替として使用できる各種のデバイスと比べても、このデバイスによって増えるノイズは最も小さくなります。
また、図 2-5 に示すように、1:4 パワー・スプリッタを使用して、純粋なパッシブ・クロック分配を行うための機能も備えています。このため、両方の設計を比較できます。この比較は、このリファレンス・デザインで行う測定の一部ではありません。