JAJU809 march 2023
クロッキングの設計は、デバイスのクロック間の遅延をコントロールできるよう柔軟に設計します。これによって、SYSREF のセットアップおよびホールド時間を維持し、チャネル間で一貫した低スキューを実現できます。LMX2615-SP は SYSREF 遅延ステップが 9ps で、デバイス・クロックの遅延を提供するための MASH SEED 機能があります。
DCLK 間の遅延を調整して、レイテンシを決定論的にするには、LMX2615-SP の MASH SEED 機能を使用します。SYSREF クロック信号間にスキューが存在する場合は、SYSREF 遅延を使用して SYSREF を調整し、スキューを最小限に抑えます。
ADC12DJ3200-SP にはアパーチャ遅延 (tad) 機能があり、入力クロックで遅延を提供してスキューを調整することもできますが、この設計では入力クロック自体によって遅延が調整されます。