信号チェーンの最初の部分である AMC3330 は測定電圧を増幅し、高電圧からシステムを保護するために必要な絶縁バリアを提供します。AMC3330 の ±2.05V 差動出力信号は、セクション 2.3.2.1 に示すように、TLV6001 を差動アンプ構成で使用して、信号エンドの 0V~3.3V 信号に変換されます。
差動→シングルエンド変換の出力電圧は、C2000 マイコンの内蔵 ADC に供給されます。ADC で測定された電圧は、式 18 を使用して絶縁電圧に戻すことができます。
式 18.
ここで、
- Visolation は監視対象の実際の絶縁電圧です
- VinADC は、ADC の入力時の電圧です
- Vref は REF2033 から供給される 1.65V 電圧リファレンスです
- Gaindiff2single は、セクション 2.3.2.1 で説明されているように、抵抗デバイダで設定される差動→シングルエンド・ゲインです
- GainAMC は AMC3330 のゲインであり、2.0 の固定ゲインです
- Rst はスイッチト抵抗性ブリッジの等価抵抗 (RstP = RstN = Rst) です
- RinAMC は、AMC3330 の入力に対するスケールダウン絶縁電圧を供給する抵抗です