JAJU847B april   2021  – april 2023

 

  1.   概要
  2.   リソース
  3.   特長
  4.   アプリケーション
  5.   5
  6. 1システムの説明
  7. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計上の考慮事項
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 LMG342xR030
      2. 2.3.2 TMS320F28002x
      3. 2.3.3 OPA607
      4. 2.3.4 UCC21222
  8. 3ハードウェアのテスト要件とテスト結果
    1. 3.1 ハードウェア要件
    2. 3.2 テスト構成
    3. 3.3 テスト結果
      1. 3.3.1 テスト手順
      2. 3.3.2 性能データ:効率、iTHD、力率
      3. 3.3.3 機能波形
        1. 3.3.3.1 電流検出と保護
        2. 3.3.3.2 電力段のスタートアップ波形と入力波形
        3. 3.3.3.3 AC 電圧降下テスト
        4. 3.3.3.4 サージ・テスト
        5. 3.3.3.5 EMI テスト
      4. 3.3.4 温度テスト
      5. 3.3.5 GaN FET のスイッチング波形
  9. 4設計とドキュメントのサポート
    1. 4.1 設計ファイル
      1. 4.1.1 回路図
      2. 4.1.2 BOM
    2. 4.2 ドキュメントのサポート
    3. 4.3 サポート・リソース
    4. 4.4 商標
  10. 5著者について
  11. 6改訂履歴

OPA607

OPAX607 は、3.8nV/√Hz の低ノイズと 50MHz の広いゲイン帯域幅を実現する非補償型 (ゲイン = 6V/V 安定) 汎用 CMOS (相補型金属酸化膜半導体) オペアンプです。OPAX607 は低ノイズで帯域幅が広いため、コストと性能を両立させる必要がある汎用アプリケーションに最適なデバイスです。高インピーダンスの CMOS 入力を備えた OPAX607 は、出力インピーダンスの大きいセンサ (圧電トランスデューサなど) と接続するのに理想的なアンプです。

OPA607 は、最大静止電流が 1μA 未満のパワーダウン・モードを備えているため、ポータブル・バッテリ駆動アプリケーションに最適なデバイスです。OPA607 のレール・ツー・レール出力 (RRO) は、電源レールから 10mV の電圧まで出力振幅を拡大できるため、ダイナミック・レンジを最大限に広げることができます。

このオペアンプは、最小 2.2V (±1.1V)、最大 5.5V (±2.75V) の低電圧で動作するよう最適化されており、温度範囲 -40℃~+125℃での動作が規定されています。