DLPC900REF-SW バンドルには、USB インターフェイス経由でモジュールを制御するための GUI アプリケーションが含まれています。QT は、オープン・ソース・ライセンスと商用ライセンスで利用できる、クロス・プラットフォームのアプリケーションおよびユーザー・インターフェイス・フレームワークです。GUI ダウンロードをインストールし、最新の DLPC900REF-SW Windows インストーラを実行してから、DLP LightCrafter DLPC900 GUI アプリケーションを起動します。
DLPC900REF-SW には、次の項目があります。
- DLPC900REF-GUI - このソフトウェア・バンドルには、PC ベースのグラフィカル・ユーザー・インターフェイス (GUI) 用の実行可能ファイルが含まれており、DLPC900 コントローラと USB 経由で簡単に通信できます。GUI は、QT Library と QT Creator を使用して開発されています。GUI のソース・コードが提供されているため、ユーザーは必要に応じて GUI をカスタマイズできるほか、ソース・コードを参考にして独自の DLPC900 コントローラ・ソフトウェア・インターフェイスを作成することもできます。
- DLPC900REF-JTAG - JTAG フラッシュ・プログラマにより、DLPR900 の構成ファームウェアを DLPC900 コントローラに付属のフラッシュ・メモリにロードできます。JTAG バウンダリ・スキャン・プログラミング機能により、標準的な USB コネクティビティを確保できない場合に DLPR900 ファームウェアをインストールできます。たとえば、ブートローダが破損し、基板が動作不能になった場合に、JTAG フラッシュ・プログラマを使用します。
- DLPC900REF-EDID - EDID ファイルで、DLPC900 が制御する DMD に応じて、DLPLCRC900EVM または DLPLCRC900DEVM 基板にプログラムできます。
- DLP9000-C900REF-FPGA - このバイナリ・ファイルを使用して、DLPLCRC900DEVM 上で FPGA を構成し、デュアル DLPC900 コントローラで 24 ビット RGB データを表示できるようにします。
DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM は、2 種類の基本的な動作をサポートしています。
- ビデオ・モードでは、次の画像を表示できます。
- HDMI および DisplayPort の入力。
- お客様が用意し、フラッシュ・メモリに保存済みの 24 ビット RGB ビットマップ。
- ユーザーが 10 のパターンを選択可能な、内部テスト・パターン・ジェネレータ。
- ユーザーが色を選択可能な、ソリッド・フルスクリーン・カーテン。
- パターン・シーケンスは、次の画像を表示できます。
- 保存済みパターン・モード:1、2、3、4、5、6、7、8 ビットのユーザー定義ビットマップ画像が、あらかじめフラッシュ・メモリに保存済みです。
- ビデオ・パターン・モード:1、2、3、4、5、6、7、8 ビットのユーザー定義のビットマップ画像が、DLPC900 の 24 ビット RGB インターフェイス経由でストリーミングされます。
- パターン・オン・ザ・フライ・モード:1、2、3、4、5、6、7、8 ビットのユーザー定義のビットマップ画像が、USB または I2C インターフェイスで内部メモリへ動的にロードされます。