JAJU883C december 2020 – may 2023 DLPC900
DLPC900 JTAG プログラマ・ツールを使用するには、Future Technology Devices International Ltd (FTDI Chip) で製造されている UM232H モジュールが必要で、変更も加える必要があります。UM232H モジュールは、型番 768-1103-ND で Digi-key から購入できます。ドライバは、FTDI Web サイト (www.ftdichip.com) からダウンロードできます。Windows 用の VCP CDM WHQL 認定済みドライバを選択してください。
図 7-24 と図 7-25 をガイドとして使用し、UM232H に次の変更を加えます。
接続の詳細
CDM WHQL Certified zip フォルダにあるドライバを選択し、ドライバのインストールを完了します。DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM の J9 と J11 にジャンパを取り付けます。図 7-25 に示すように、DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM の J10 の JTAG 信号を、UM232H モジュールに接続します。最後に、USB ケーブルで UM232H を PC に接続します。
JTAG プログラマには、FlashDeviceParameters.txt の専用のコピーがあり、DLPC900REF-SW バンドルの DLPC900REF-SW-x.x.x\\DLPC900REF-JTAG ディレクトリにあります。お使いのフラッシュに合わせてこのファイルを編集する方法については、セクション 7.10 を参照してください。GUI とともに動作する DLPC900REF-SW-x.x.x\DLPC900REF-GUI\Flash ディレクトリの FlashDeviceParameters.txt ファイルに既に変更を加えている場合は、そのファイルを DLPC900REF-SW-x.x.x\\DLPC900REF-JTAG ディレクトリにコピーできます
DLPC900 フラッシュ・プログラマ・プログラムを起動し、インストール・フォルダに含まれている BoardFile.brd と bootloader.bin を選択します。[Settings] メニューで、通信方法として [USB] を選択します。
EVM 基板の電源をオンにし、[Detect Chain] ツール・ボタンをクリックします。このツールは、JTAG チェーン内の DLPC900 を検出します。EVM で、赤色 / 緑色 の LED (D5 と D6) が点灯し、DLPC900 が現在接続されていることを確認します。
[Flash Info] ボタンをクリックし、ツールによって正しいフラッシュ・パーツが検出されたことを確認します。[Flash Erase] ボタンを使用して、最初のセクタ (最初の 128KB をカバー) を選択し、これらのセクタを消去します。
セクタの消去が完了したら、[Start Address] (16 進) を 0x00000000 に、[Size] (16 進) を 0x20000 に設定します。次に、[Program Flash] ボタンをクリックし、書き込みが完了するまで待ちます。