JAJU883D December 2020 – July 2024 DLPC900
DLPC900 JTAG プログラマ ツールは DLPC900REF-SW バンドルに含まれており、たとえばブートローダが破損して、基板が動作不能になったとき、JTAG バウンダリ スキャン コネクタを使用してブートローダ イメージをフラッシュにプログラムできます。このツールを使用して、ファームウェア イメージ全体を更新することもできます。この方法でファームウェア イメージ全体をプログラミングするには、長い時間を要することがあります。ブートローダのみをこの方法でプログラムしてから、DLP LightCrafter DLPC900 GUI と USB 接続を使用して、ファームウェア イメージ全体をアップロードすることを推奨します。以下の手順は、ブートローダ イメージのみをプログラムします。
DLPC900 JTAG プログラマ ツールを使用するには、Future Technology Devices International Ltd (FTDI Chip) で製造されている UM232H モジュールが必要で、変更も加える必要があります。UM232H モジュールは、Digi-key から購入できます。型番は、768-1103-ND です。ドライバは、FTDI Web サイト (www.ftdichip.com) からダウンロードできます。Windows 用の VCP CDM WHQL 認定済みドライバを選択してください。
図 6-27 と図 6-28 をガイドとして使用し、UM232H に次の変更を加えます。
接続の詳細
CDM WHQL Certified zip フォルダにあるドライバを選択し、ドライバのインストールを完了します。DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM の J9 と J11 にジャンパを取り付けます。図 6-28 に示すように、DLP LightCrafter シングル DLPC900 EVM の J10 の JTAG 信号を、UM232H モジュールに接続します。最後に、USB ケーブルで UM232H を PC に接続します。
DLPC900 フラッシュ プログラマ プログラムを起動し、インストール フォルダに含まれている BoardFile.brd と bootloader.bin を選択します。[Settings] メニューで、通信方法として [USB] を選択します。
EVM 基板の電源をオンにし、[Detect Chain] ツール ボタンをクリックします。このツールは、JTAG チェーン内の DLPC900 を検出します。EVM で、赤色 / 緑色 の LED (D5 と D6) が点灯し、DLPC900 が現在接続されていることを確認します。
[Flash Info] ボタンをクリックし、ツールによって正しいフラッシュ パーツが検出されたことを確認します。[Flash Erase] ボタンを使用して、最初のセクタ (最初の 128KB をカバー) を選択し、これらのセクタを消去します。
セクタの消去が完了したら、[Start Address] (16 進) を 0x00000000 に、[Size] (16 進) を 0x20000 に設定します。次に、[Program Flash] ボタンをクリックし、書き込みが完了するまで待ちます。