JAJU884J October 2014 – June 2024 DLPC900
プログラミング コマンドは、フラッシュ メモリへの新しいファームウェア イメージのダウンロードを管理します。ファームウェアのプログラミングは、I2C または USB インターフェイスを介して行うことができます。
表 2-19 に、フラッシュ メモリのアドレス レイアウトを示します。この設計では、ファームウェアを保存するため、最大 128 メガバイトのフラッシュ デバイスを 1 個使用できます。
ファームウェアは、ブートローダー、メイン アプリケーション、フラッシュ (オプション) に保存された任意のシーケンスとイメージ、1 メガバイトの予約済み領域で構成されます。この領域 (0x9000000~0x9FFFFFF) は上書きしないでください。
ブートローダーはフラッシュ メモリのブロック 0 の先頭に配置されています。ブートローダーのサイズは 128 キロバイトであり、アドレス 0xF9000000 から始まります。動作させるには、ブートローダーは必須です。ブートローダーが何らかの形で破損した場合、本デバイスは動作不能になり、JTAG による再プログラムが必要になる可能性があります。ブートローダーの後に、メイン アプリケーションと 1 メガバイトの予約済み領域が続きます。パターンおよびシーケンス データは 0x9240000 から始まります。パターンはメモリ ブロックの境界をまたぐことはできません。
メモリ ブロック境界をまたぐ書き込みはできません。拡張アドレッシング方式のせいで、パターンはブロック間のブロック境界をまたぐことはできません。パターンが与えられたブロックに納まらない場合、24 ビット画像 (または合成画像) 全体を隣のブロックに移動する必要があります。
メモリ ブロック | アドレス空間 (開始と終了) | アドレス指定される 1 個のフラッシュ メモリ | メガバイト | 内容 |
---|---|---|---|---|
0 | 0xF9000000~0xF9FFFFFF
|
0x00000000~0x00FFFFFF | 0~15 |
|
1 | 0xFA000000~0xFAFFFFFF | 0x01000000~0x01FFFFFF | 16~31 | パターンのみ |
2 | 0xF8000000~0xF8EFFFFF | 0x02000000~0x02FFFFFF | 32~47 | パターンのみ |
3 | 0x03000000~0x03FFFFFF | 0x03000000~0x03FFFFFF | 48~63 | パターンのみ |
4 | 0x04000000~0x04FFFFFF | 0x4000000~0x04FFFFFF | 64~79 | パターンのみ |
5 | 0x05000000~0x05FFFFFF | 0x05000000~0x05FFFFFF | 80~95 | パターンのみ |
6 | 0x06000000~0x06FFFFFF | 0x06000000~0x06FFFFFF | 96~111 | パターンのみ |
7 | 0x07000000~0x07FFFFFF | 0x07000000~0x07FFFFFF | 112~127 | パターンのみ |